談話室

▼▽鶴岡市の赤川花火大会開催日は庄内と内陸を結ぶ国道112号が大混雑する。今年は18日。国土交通省は温泉施設と連携し渋滞の解消を試みる。大会前の観光と見物後の入浴を勧め移動時間帯の分散化を目指すという。

▼▽週末は同区間の古道・六十里越街道も混雑が見込まれている。といってもこちらは車ではなくランナー。自然と信仰が息づく出羽三山の参詣路を駆け抜けるトレイルランニング大会(18、19日)が初めて開かれる。西川町から鶴岡市までの42キロ。20キロ、親子3キロ部門もある。

▼▽羽黒山は現在、月山は過去、湯殿山は未来をそれぞれ表すとされ、山岳信仰が庶民に広がった江戸時代、この三山を巡ることは「生まれかわりの旅」といわれた。本大会は時に岩や木を越え、沢を渡る過酷な行程。修験者の「山駆け」にスポーツの要素を加えたイメージか。

▼▽「出羽三山の精霊に抱かれ、自然を体いっぱいに取り込み、安全に楽しむ」ことを最優先する。羽黒山伏の星野文紘さんによると、厳しいときは「頑張れ」の言葉よりも水音や鳥の声、風の音が力になるという。山と一体化した先に完走と「新たな自分」との出会いがある。

(2018/08/18付)
最新7日分を掲載します。
  • 8月18日
  • ▼▽鶴岡市の赤川花火大会開催日は庄内と内陸を結ぶ国道112号が大混雑する。今年は18日。国土交通省は温泉施設と連携し渋滞の解消を試みる。大会前の観光と見物後の入浴を勧め移動時間帯の分散化を目指すという。 [全文を読む]

  • 8月17日
  • ▼▽宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は、自身の願望を乗せた詩だ。小さなかやぶきの小屋にいて、中には「東ニ病気ノコドモアレバ/行ッテ看病シテヤリ/西ニツカレタ母アレバ/行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ」との一節もある。[全文を読む]

  • 8月16日
  • ▼▽「朝顔を植ゑて遠くの孫を待つ」。先月23日付の本紙「やましん俳壇」に載った高橋正己さん(南陽市)の句を引いた。しょっちゅう会えるわけではないから再会が待ち遠しい。そんな気持ちに共感する方は多かろう。[全文を読む]

  • 8月15日
  • ▼▽遺骨をペンダントなどに加工したり小さな容器に入れたりして身近に置く「手元供養」が近年多様化しているという。少子化などにより墓の維持が難しくなっていることが、新たな供養の形を出現させる一因のようだ。[全文を読む]

  • 8月14日
  • ▼▽米沢藩中興の名君、9代藩主上杉鷹山は儒教を重んじ父母に孝養を尽くした。実父が死の床に就いた時には寝間着にも着替えず30日余付き切りとなり、養父の病の際も好きな茶と煙草(たばこ)を80日余り断(た)って看病したという。 [全文を読む]

  • 8月13日
  • ▼▽さりげない方言のやりとりだが、ラップになると強烈なインパクトを放つ。〈♪晩げののごりの からがいにだの/ほごさあったから 喰(く)てんげず/ほっだな臭くて 俺好ぎんねも/としょりの喰うもの すかねあだ〉 [全文を読む]

  • 8月12日
  • ▼▽嫌いなものはヘビにミミズ、それにたくあん。神奈川県川崎市生まれの都会っ子は戦時中、母の郷里の茨城県笠間市に疎開した。食料難でおかずがたくあんだけの日が続く。その後は生涯にわたり一切口にしなかった。[全文を読む]

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