談話室

▼▽アポロ11号の月面着陸成功が、ある英語の意味を劇的に変えた。「ばかなこと、無駄なこと」を指していた「ムーンショット」は今では「遠大な計画でも、目標に向かって努力をすればいつか実現する」を表している。

▼▽山形市出身の工業デザイナー奥山清行さんの著書「ムーンショット/デザイン幸福論」から引いた。夢物語と映るプロジェクトに携わることは「最高のロマン」であり「幸福のシンボル」という記述に、社会のありようまで含めたデザインを提唱する奥山さんの矜持(きょうじ)が滲(にじ)む。

▼▽政府は実現が困難でも成功すれば壮大な果実を得られる野心的な研究を推進するため、本年度補正予算で約1千億円を確保した。「ムーンショット型」と呼ばれるこうした研究開発は成長戦略を加速させる鍵を握る。来年度は関係府省庁挙げた推進制度を創設する方針とか。

▼▽本県の大学でも多くの研究者たちが人類の幸福を実現すべく心血を注いでいる。新制度が地方の革新的研究にも光を当ててくれることを切に願う。科学技術だけではない。人口減少に伴う地方の衰退は国難といえよう。この分野でも英知を集めてムーンショットを決めたい。

(2018/12/19付)
最新7日分を掲載します。
  • 12月19日
  • ▼▽アポロ11号の月面着陸成功が、ある英語の意味を劇的に変えた。「ばかなこと、無駄なこと」を指していた「ムーンショット」は今では「遠大な計画でも、目標に向かって努力をすればいつか実現する」を表している。 [全文を読む]

  • 12月18日
  • ▼▽書店の新刊コーナーの雰囲気が、以前と違ってきているように感じていた。しばし見渡して気付く。漫画を表紙にあしらった本がかなり増えているのだ。登場人物をかっこよく描いたり、著者の顔をモチーフにしたり。 [全文を読む]

  • 12月17日
  • ▼▽明治期に鶴岡で数が一番多い店は菓子屋だった。1889年は小売商が79軒で卸売店は30軒あった。1904年には計150軒に増える。ただ全部が店を構えていたわけでなく、行商人や農村部に卸して歩く人もいた。 [全文を読む]

  • 12月16日
  • ▼▽師走は言葉にまつわる話題ものの発表が相次ぐ。日本漢字能力検定協会による「今年の漢字」は2万票余を集めた「災」に決まった。多発した自然災害やパワハラなどの人災が理由だそうだ。字面だけで胸がざわつく。[全文を読む]

  • 12月15日
  • ▼▽今年も残りわずか、あの曲のことが話題に上る時季になった。新庄市では明日、市民合唱団が34年ぶりに歌い上げるという。大阪市では今月初め、公募で選ばれた約1万人が佐渡裕(ゆたか)さんの指揮の下で大合唱を響かせた。[全文を読む]

  • 12月14日
  • ▼▽ママさんたちの切実な声のようだ。以前は「保育園落ちた」のブログが待機児童問題に一石を投じたが、最近は「妊婦加算」が話題になっている。「なんで余分にとられるの」「事実上の妊婦税」―などと反響を呼ぶ。 [全文を読む]

  • 12月13日
  • ▼▽5万円で仕入れた液晶テレビの店頭価格をいくらにするか。さあ、あなたは家電量販店の責任者。購入者の特典サービスも併せて販売戦略を立てよう―。公正取引委員会東北事務所「独占禁止法教室」の一こまである。 [全文を読む]

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