永田町ウオーキング

>>山形新聞トップ >>永田町ウオーキング >>国会議事堂前駅 改修中、随所に“らしさ”

永田町ウオーキング

国会議事堂前駅 改修中、随所に“らしさ”

2015/2/8 17:28
3番出口のエスカレーターは午後5時以降、下り運転となる

 取材拠点の国会記者会館に直結するのは、東京メトロ丸ノ内線の国会議事堂前駅3番出口。東京に赴任したころ、わずかな四角い空間から光が差し込む地上出口を見上げ「ほぼ毎日、この階段を上るのか…」と途方に暮れていた。数えてみれば64段。さほどの長さではないのだろうが、山形の車社会でなまった体にはこたえた。

 臨時国会が開かれていた昨年10月下旬、3番出口に突然、エスカレーターが出現した。もともと老朽化した旧型機があったが、終電から始発までの時間帯を活用し、パネルの向こう側で更新作業が行われていた。

 ほんの少し足取りが軽くなった分、記者はエスカレーターを使わず階段派。地上に出るまでの体力消耗度が体調を推し量るバロメーターになる。

 東京メトロが同駅の大規模改修を始めたのは2011年5月。1959(昭和34)年の開業から構内、出入り口の階段などはほぼ未改装だった。16年3月までの間に約36億円を投じる予定で、随所に国会議事堂の意匠を取り入れた気品あふれる空間に変わりつつある。

[PR]
[PR]