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参院議員会館 本県選出の2氏は同じ階、関係良好

2015/3/15 17:54
岸宏一氏(右)の事務室を訪れた大沼瑞穂氏。かつては自民党公認を争った

 衆院とは違い解散がなく、議員任期が6年と長いためか、参院議員会館には落ち着きがある。参院は国民の多様な声を取り入れる「良識の府」。気品と風格すらにじむ。

 参院の定数通り、3~12階まで242の議員事務室があるが、本県選出の岸宏一氏(自民)と大沼瑞穂氏(同)はともに3階を使用している。岸氏が315号室で大沼氏は312号室。偶然にも廊下を挟んで向かい合う環境となり、山形から要望で訪れた首長、議員らの一行は相次いで立ち寄ることができる。

 岸氏が3選を果たした2010年の参院選で、両氏は県連が行った党員投票で激しく公認を争ったが、事務室の縁で現在はまるで父と娘のように良好な関係を築く。

 会館東側に向けて廊下を進んで突き当たると、一大パノラマが広がる。約25平方メートルの広々としたリフレッシュルーム。ほぼ全面ガラス張りで、外に向けてソファを設置する心遣いが参院らしい。特に高層階では、国会議事堂の奥に皇居を望み、霞が関の官庁街、丸の内と大手町のオフィス街を見渡すことができる。

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