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憲政記念館 表示板に県選出7氏

2015/4/26 12:14
国会議事堂の完成時から衆院正玄関にあった木製の議員登院表示板

 最も力を入れる政策について、政治家は「一丁目一番地」という表現を好んで使用する。永田町1丁目1番1号にあるのは憲政記念館。江戸幕府で大老を務め、開国を断行した井伊直弼の屋敷があった高台に建つ。

 衆院本会議場を疑似体験できるコーナーなど、見どころが多い。1階には1988(昭和63)年3月まで実際に使われていた木製の衆院議員登院表示板がある。現在の電気表示方式に切り替わる前の手動式で、議員が登院すると、木札を回して赤地から黒地に変え、院内にいることを示した。

 当時は中選挙区で山形1区は自民の近藤鉄雄、鹿野道彦、榎本和平、遠藤武彦の4氏、山形2区は自民の加藤紘一、近岡理一郎両氏と社民連の阿部昭吾氏が現役だった。

 定数は512。地元選出議員の表示板を探しながら、群雄割拠の往時をしのぶことができる。

 衆院が管理する施設で2014年度の参観者は7万人を超えた。特別展があった11月が最多で、15年度は「戦後復興への道のり」と題し、同じ11月に吉田茂と鳩山一郎に焦点を当てる。(東京支社・古頭哲)

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