やましん住宅展示場/ハウジングプラザ平清水/家づくりコラム【家識(いえしき)】

家づくりコラム家識

⓬「知っとくワード集【マ行】【ヤ行】編」

モジュールの説明イラスト

「そろそろマイホームを」と、住宅メーカーのパンフレットを集め始めたり、展示場見学に行き始めたりすると、そこで初めて出合う住宅用語は少なくありません。今回の家識は、今さら聞けない住まいに関する知っとくワード集の第4弾です。住宅メーカーの担当者との会話の中で、あるいはマイホームプランの打ち合わせの際などにお役立てください。

【マ行】
<廻り縁:まわりぶち>

廻り縁とは、天井と壁の間をぐるりと囲っている部材のこと。天井と壁のつなぎ目をきれいに見せるとともに、部屋にメリハリをつけ、スッキリとした印象に仕上げます。また、経年によって天井と壁の間にできやすいすき間やクロスの剥がれなどを隠す上でも効果的。あまり目立たないシンプルなものから存在感のあるゴージャスなものまで、廻り縁のバリエーションは素材も色もデザインも豊富。展示場見学の際には、廻り縁にも注目してみてください。

<見せ梁・柱:みせはり・はしら>

柱と梁は、家の構造を支えるとても重要な部材。耐震性や耐久性を高めるために鉄骨等の梁・柱を設置した場合に構造体を壁や天井で隠し、表面にデザイン用として取り付ける梁や柱のことを見せ梁・柱と言います。また、古民家のように構造用として立派な梁が使われている場合には、その梁をそのまま見せるタイプの見せ梁もあります。

<棟上げ:むねあげ>

棟上げとは、家の柱・棟・梁(はり)など骨組ができあがって、最後に屋根の一番高い位置に棟木(むなぎ)と呼ばれる横木を上げること、その儀式。上棟式、建前(たてまえ)とも言います。上棟式では、棟上げまでの工程が無事に進んだことを大工さんに感謝し、施主がお料理やお酒を振舞うのが一般的。最近では、上棟式を簡略化したり、行わないというケースもあるようですが、念願のマイホームが着々と完成に向かう節目の行事として楽しむという考え方もあります。日にちや内容については住宅メーカーの担当者に相談してみましょう。

<免震構造:めんしんこうぞう>

免震構造とは、制震構造や耐震構造と同様に地震の揺れから建物を守るために考えられた建築技術の一つ。建物と基礎との間に免震装置を設置することで地盤と切り離し、地震の揺れを直接建物に伝えない構造です。建物自体の損壊を防ぐというだけではなく建物内の揺れを軽減し、家具の転倒等の被害も最小限に抑えられるという点で有望視されています。

<モジュール:もじゅーる>

IT、建築など様々な分野で耳にする「モジュール」という言葉。語源はいずれも英語の「module」で、意味は寸法、機能の単位。建築用語の「モジュール」は設計するときに用いられる寸法のことです。日本では、伝統的な「910mm=3尺」を単位の基準とする尺モジュールとメートル法を基準にしたメーターモジュールが使われています。メーターモジュールで設計された建築物は、尺モジュールより9cm分広くなるわけです。

【ヤ行】
 <屋根勾配:やねこうばい>

屋根勾配とは屋根の傾きの角度のことで、傾斜が緩やかな屋根を「緩勾配」、傾斜が急な屋根を「急勾配」、一般的な勾配の屋根を「並勾配」と言います。間取りやインテリアにはこだわるのに、屋根の勾配を気にする人は少ないようですが、屋根勾配にはそれぞれにメリット、デメリットがあり、水はけ、デザイン性、コスト、メンテナンス等を大きく左右します。建てる地域の気候や太陽光パネルの有無なども考慮して決めるといいでしょう。

<ユーティリティティ:ゆーてぃりてぃ>

ユーティリティ「Utility」とは、英語で「役立つもの」「有用性」という意味で、スポーツやパソコン等、様々な分野で用いられていますが、住宅業界では「家事室」のことを指します。キッチンや洗面室などに隣接して設けられ、洗濯、アイロン掛け、家計簿のチェックなど、家事作業を効率的に行うためのスペースです。生活スタイルや生活動線を考慮してマイ・ベスト・ユーティリティをプランニングしてみてはいかがでしょう。

<容積率:ようせきりつ>

その土地にはどんな住宅が建てられるのか。「土地」と「建物」の広さ、それぞれに法律などでさまざまな規制が設けられています。容積率とは、その規制の一つで、敷地面積に対する建物の延べ床面積(全フロアの合計面積)の割合のことです。例えば、100m2ある敷地の容積率が80%であれば、建築可能な建物の延べ床面積は80m2までということになります。また、敷地面積に対して建築できる建物面積の割合は「建ぺい率」と言います。