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その山野草大丈夫?誤食に注意 形や臭い、会話で防止

2017年04月21日 12:58
 山菜が食卓に並び始めるこの時期、有毒な山菜や野草などを誤って食べたことによる食中毒の発生も目立ってくる。県内では統計を取り始めた1955(昭和30)年から、今年3月末までに有毒植物の誤食による食中毒は54件確認されており、死者も8人出ている。県食品安全衛生課は種類が明確ではない山野草などを食べないよう注意を呼び掛けている。

縦長の葉が似ているニラとスイセン(県衛生研究所提供)
縦長の葉が似ているニラとスイセン(県衛生研究所提供)
 県内で最も誤食による食中毒の件数が多いのはトリカブトで、19件が確認され38人が発症し、うち4人が亡くなっている。山野草のニリンソウやシドケと葉の形が似ており、さらにシドケとは混生しているため間違って採取し、食べてしまう事故が起こるという。次いで多いのは、庭で育てる人も多いスイセン。死者は出ていないが10件確認され25人が食中毒を起こしている。葉の外見がニラやアサツキに似ており、家庭菜園でニラなどを栽培していると、誤って食べてしまう人が少なくない。

 昨年のこの時期には、身近に生えているスイセンの誤食による食中毒が3月末と4月に鶴岡市と天童市で相次いだ。いずれも重篤な症状には至っていないが、70代女性のほか、80代の母親、60代の息子の親子が、それぞれ自宅の家庭菜園に植えていたニラやアサツキと間違えて食べたケースだった。

 他にも、根がゴボウと似ているチョウセンアサガオ。「ソラニン」という毒素がたまる芽や緑色に変色した部分を食べると食中毒症状に陥る危険性があるジャガイモなどの発症例もある。

左からシドケ、トリカブト、ニリンソウ(県衛生研究所提供)
左からシドケ、トリカブト、ニリンソウ(県衛生研究所提供)
 同課の担当者は「見た目だけでなく、臭いなどでも判別できる。また、食事の際に採取場所や入手先について話すなど、家族間でコミュニケーションを図ることで防ぐことができる」と指摘する。スイセンとニラは臭いの違いで誤食を防げるといい、家庭菜園での誤った採取を防ぐためには植物に名札を付けることも有効だ。同課は「見た目で判別できない場合や種類が不確かな山野草は食べないようにしてほしい」としている。

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