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「がっこそば」…また会える 12月に焼失、ファンの声受け再建へ

2018年01月11日 08:47
焼失前の谷口がっこそば。金山町はこの姿を再現する方針=2017年9月、同町飛森
焼失前の谷口がっこそば。金山町はこの姿を再現する方針=2017年9月、同町飛森
 先月10日の火災で全焼した、金山町飛森の廃校を活用したそば店「谷口がっこそば」について、町が再建する方針を固めたことが10日、分かった。旧校舎と同じく地元の金山杉を使用し、焼失前の姿を可能な限り再現する。全国的にも注目を集めたそば店が焼失し、地元には落胆が広がったが、地域活性化の拠点は新しい歴史を紡いでいく。

 谷口がっこそばは1996年に閉校した旧金山小谷口分校の校舎を活用し、97年7月にNPO法人「四季の学校・谷口」がオープンさせた。地元女性による接客や郷土料理が評判を呼び、ピーク時には1日約400人が訪れた。廃校を再生した地域活性化のモデルとしても注目を集めた。2017年からは町の地域おこし協力隊だった菅谷光太郎さん(29)が企業組合を設立して運営を引き継いだ。

 火災は先月10日午後7時15分ごろに発生し、木造平屋約450平方メートルが全焼した。新庄署と最上広域市町村圏事務組合消防本部が実況見分を行ったが、出火原因の特定には至っていない。菅谷さんは「連絡をもらって現場に駆け付けた時は頭が真っ白になった」と振り返る。一方、気落ちする地域住民を見て、「ここから何とかしなければいけない」という思いも込み上げた。

 人気店の焼失は町内外のファンを落胆させ、同時に再建を求める声も上がった。鈴木洋町長は「町に元気を与えてくれる取り組みを途絶えさせたくなかった。振興に欠かせない存在だ」と、再建を決意した。

 これまで、建物は町が所有し、土地約4600平方メートルのうち約1300平方メートルは私有地を借りていたが、町は私有地分も買い取る方針。現在は焼け残った廃材の成分検査と実施設計を進めている。土地購入費は17年度補正予算に、建設費は18年度予算に盛り込む予定。

 運営は引き続き企業組合と地元の女性有志が担っていくことになり、メンバーは再建のためのプランを考案中だ。菅谷さんは「企業組合として地域のためになる方向を考えたい」と語った。

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