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今冬の大雪、木は訴えた 新潟の酒井さん、振動音で予測

2018年01月17日 14:54
木の振動音を基に最大積雪深を調べる酒井与喜夫さん=2017年10月4日、尾花沢市若葉町2丁目
木の振動音を基に最大積雪深を調べる酒井与喜夫さん=2017年10月4日、尾花沢市若葉町2丁目
 木の振動音などを基にした独自の積雪深予測を続けている工学博士、酒井与喜夫さん(82)=新潟県長岡市=は、本県など新潟に隣接する県の今冬の積雪予想を「例年より余計に多い」と分析した。調査地点の一つ、尾花沢市では最大積雪深295センチと予想している。

 酒井さんはカマキリが木に卵を産み付ける高さまで雪が積もるとの伝承に着目し、1959(昭和34)年に調査をスタート。その中で、卵を産む高さは、木が地中から吸い上げた水をとどめる弁の位置に関係していると推測した。特殊な装置で木を揺らした際の振動音から弁の位置を割り出し、積雪深を予測している。

 今回は昨秋に、新潟県のほか、尾花沢市など県内22カ所を含む421地点で観測した。主な予測値は▽尾花沢市若葉町295センチ▽清河八郎記念館(庄内町)250センチ▽月山ビジターセンター(鶴岡市)263センチ▽小国町役場390センチ―など。降雪状況では、今月20日前後や月末にまとまった雪を見込み、2月は月末まで5日間隔で雪が続くとみている。

 過去5年間の予測値をみると、2012年度は実測値に近く、それ以降は予測値が実測値を上回っている。酒井さんは「観測地点の風の入り方や角度によって誤差が生じる」と説明する。一方、10年ほど前から酒井さんの予測を農作業などの参考にしている石山隆志さん(67)=上山市相生=は「降雪期予想は、雪の備えに役立っている。検証に値するのではないか」と話す。

 仙台管区気象台の発表(11日)による1カ月予報(13日~2月9日)は、日本海側の降雪量を「平年並みか多い」と見込んでいる。

◇尾花沢市の過去5年の最大積雪深の実測値(新町4丁目)と、酒井さんの予測値(かっこ内、若葉町)=単位はセンチ
 ▽2012年度=268(255)
 ▽2013年度=195(316)
 ▽2014年度=185(232~293)
 ▽2015年度=149(293)
 ▽2016年度=135(247)

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