県内ニュース

金山の「がっこそば」再建を断念 人手も資金もめど立たず

2018年04月25日 10:00
昨年12月に全焼した「谷口がっこそば」の跡地。町は再建計画を断念した=金山町飛森
昨年12月に全焼した「谷口がっこそば」の跡地。町は再建計画を断念した=金山町飛森
 昨年末の火災で建物が全焼し、金山町などが再建を目指していた、廃校活用のそば店「谷口がっこそば」について、町は24日、再建計画を断念することを明らかにした。運営予定の企業組合が「人手が確保できず、再開のめどが立たない」と辞退を申し入れたのが理由。惜しむ声が上がる一方、地区の人口減少を受けて「やむを得ない判断」と真情を吐露する声も聞かれた。

 鈴木洋町長が同日、町議会全員協議会で伝えた。火災前から運営に当たっていた、ボックス地域おこし企業組合(菅谷光太郎代表)が再建に向けて話し合いを進め、基本設計も完成していた。ところが今月に入って、運営に携わるスタッフ数人が高齢を理由に就労を辞退したほか、調理器材の資金調達のめどが立たず、運営再開は難しいと判断した。

 菅谷代表は「(地元女性の接客が人気だったため)地区外から人手を募ることは考えられず、辞める決意に至った。期待に応えられず申し訳ない」と話した。鈴木町長は「町民や県外の方からも応援してもらっていたのに、諦めなくてはならなくなったことは非常に悔しい」と述べた。

 町は、焼失した校舎の復元を目指し、18年度当初予算に再建事業費約1億4000万円を盛り込んだ一方、町議会からは、運営の見通しなどで説明不足を指摘する声もあり、地域住民の十分な理解を求める付帯決議が可決されていた。

 地元区長の日向幸一さん(68)は「復活を楽しみにしている人は多かったが、運営を続けられるのか不安視する声も上がっていた。地区内の人口が減っており、断念はやむを得ないのでは」と話した。

 町は26日から焼け残った建物などの撤去をしてさら地に整備するが、土地の利用策は決まっていない。基本設計の委託料や廃材の撤去費用などを除き、計上した関連予算は減額する見通し。

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2018年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2018年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から