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米朝首脳会談、県民「問題はこれから」 思いさまざま

2018年06月13日 12:58
米朝首脳会談の様子をテレビで見守る朝鮮総連県本部の関係者=山形市
米朝首脳会談の様子をテレビで見守る朝鮮総連県本部の関係者=山形市
 歴史的な米朝首脳会談を朝鮮半島にルーツがある県内の人たちや、北朝鮮によるミサイルの脅威にさらされてきた漁業関係者はさまざまな思いで見守った。「新たな歴史が刻まれた」「緊張が緩和される」と、日朝の国交正常化に向けた期待の一方、これまでの北朝鮮の対応を踏まえ「油断はできない」との声も聞かれた。

 山形市の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)県本部。幹部らがテレビの前で会談の様子に見入った。午前10時すぎ、両首脳が握手を交わすと拍手が起こった。全忠副委員長=山形市=は「60年以上休戦状態だった両国に、新しい歴史が刻まれた。両首脳の英断のおかげだ」と感慨深げ。朝鮮半島の恒久的な平和と統一に向けた大きな一歩だとし、「きょうをきっかけに、日本との国交正常化にもつながるのではないか」と期待を込めて語った。

 在日本大韓民国民団(民団)県地方本部(山形市)の車寿鎔団長(70)=同=は、民団の会議のため青森県へ移動中にニュースを注視した。民団の中では、金正恩体制の維持へ「お墨付き」を与えたと懸念する意見もあるというが、「緊張関係が少しでも緩和されることに期待する。万一の事態が起きないようになればいい」と話した。ただ北朝鮮の苦しい国民生活はすぐに変わらないとの見方も示し「同胞にも真の平和が訪れるかどうかが今後、試される」と語った。

 北朝鮮のミサイル発射や違法操業に悩まされてきた県漁業協同組合の本間昭志組合長(70)=鶴岡市=は「これでミサイルの脅威がなくなればいいが」と願う一方で、「今までも約束をほごにしてきた国。油断はできない」と語った。出航したばかりのイカ釣り船団については「昨年と同じ妨害が繰り返されるなら、抗議する姿勢に変わりない」とした。

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