県内ニュース今野(羽黒)、男子50自でV3 県高校総体競泳
2018年06月23日 11:38
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〈男子50メートル自由形決勝〉23秒40の大会新をマークし、3連覇した今野太介(羽黒)=山形市総合スポーツセンター屋外プール
同200メートル個人メドレーの池田尚輝(鶴岡工)は2分11秒66で制し、同じく3連覇。同1500メートル自由形は佐藤恵斗(山形中央)が16分11秒90で2度目の頂点に立った。女子は400メートルメドレーリレーで日大山形(松浦心叶、高梨由佳理、関琴音、加藤優奈)が4年連続の栄冠をつかんだ。 全国制覇へ仕上がり上々 これぞ王者のレースだ。スタートの浮き上がりから頭一つ抜け出し、終盤までペースを落とさず後続の追い上げをかわした。大会新で3連覇を決めた男子50メートル自由形の今野太介(羽黒)は「自己ベストに及ばない」と記録には不満げだったが、「持ち味を生かしたレースができた」と誇らしげに語った。 戦略がピタリとはまった。2時間前に行われた予選で低めのスタート台に対応できず、不本意なタイムにとどまった。その反省から決勝では飛び込む際の入射角を浅くし、浮き上がるまでのキックを普段より少なくした。水面に体を出すと、エンジンをふかしたように白いしぶきを上げ、ゴール目掛けて突き進んだ。東北高校記録でもある自己記録に0秒13届かなかったが、「あと一歩のところまで仕上がっている」と、つかんだ手応えに充実の表情を見せた。 昨年の全国JOCジュニアオリンピックカップ春季大会で、日本高校新をたたき出した川根正大(当時法政二)の泳ぎを隣レーンで目の当たりにした。それ以来、川根を「越えなければならない壁」とする。23日の100メートルに3年連続2冠が懸かるが、見据えるのは「全国制覇」。日本高校記録の更新に向け「弾みをつける結果を残したい」と、ねじを巻き直した。
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