県内ニュース和洋中の枠超え次代の担い手育成 県調理師会が発足
2018年07月10日 12:55
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県内の旅館、レストラン、料理店などの調理師約70人で組織する県調理師会の発会式が8日、山形市のパレスグランデールで行われ、会長に古窯(上山市)の中川清昭調理部長が就任した。和洋中の枠を超え幅広い分野の調理師が加入して今後、調理師試験前の講習会などの事業を展開する。本県調理師会は同名の団体が2005年に日本調理師会を脱会。その後、日本調理師会の勧めもあり、県内調理師有志が09年に同会県支所として再出発した。今回は本県食文化の発展と向上、次代を担う調理師の育成を目指し、日本料理、西洋料理、中華料理、すし、麺などに携わる調理師が体制を強化し、新たな県調理師会として発足した。 現段階では料理長や店主クラスが会員に名を連ねるが、各店で調理師免許を持つ若手にも対象を広げるという。今後は調理師試験前に講習会を開き、受験者の免許取得をサポート。福祉施設への慰問活動、食育教育の推進にも力を入れる。 発会式では中川会長らがあいさつ。出席した約80人が今後の活躍を誓った。
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