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ウナギ3割高騰、各店頭ひねる 20日は「土用の丑の日」

2018年07月13日 09:47
ウナギの高値傾向が続き、小売店や専門店は工夫を凝らしながら販売している=山形市・ヤマザワ松見町店
ウナギの高値傾向が続き、小売店や専門店は工夫を凝らしながら販売している=山形市・ヤマザワ松見町店
 土用の丑(うし)の日を20日に控える中、ウナギの市場価格が例年の3割ほど高騰し、小売店や専門店の頭を悩ませている。養殖に必要な稚魚の減少を受けた高値。生態が解明されておらず、完全養殖が確立されていないため、価格の動向は、つかみどころがないのが現状だ。

 スーパーは早期予約の値引きで、顧客の確保に努めている。主婦の店鶴岡店では、主力の鹿児島産かば焼き(160グラム)を昨年より3割値上げしたが、予約限定(~16日)で昨年と同じ1980円で販売。担当者は「現地で品定めした自信の一品。予約してお得に味わっていただきたい」と話す。ヤマザワでも、13日までの予約で愛知県産の長焼き(120グラム)を8%値引いた2280円で販売する。「養殖期間が1年未満の若い『新仔(しんこ)』で脂乗りが良く、柔らかいのでぜひ」と担当者。

 書き入れ時を迎えた専門店はどうか。うなぎ若林(鶴岡市)は、当面は静観して値上げしない方針。仕入れ値が高騰した2013年、うな重の価格を2倍となる現在の価格(2900~5700円)に踏み切った際、客足が3分の1に減った苦い経験がある。店主若林章さん(66)は「配達も1個から承っている。高騰が続けば苦しい」と語る。

 染太鰻店(山形市)は、2700~6200円の6種類のうな重を提供。価格の動向次第で値上げか量を減らすかを検討するという。以前は企業からの注文もあったが現在はほとんどない。店主の佐藤憲一さん(62)は「相手が生き物だからどうしようもない。続けられるか不安だが、こらえるしかない」と話した。

 卸売業の山形丸魚によると、取引価格はこの15年でゆるやかに高値を更新し、およそ2倍になった。関係者が注視し、価格の鍵を握るのは稚魚の採捕量。漁は11月~翌年5月に行われいる。過去10年は20トン前後で推移していたが、今期養殖池に入れられたのは14.2トン(5月末時点)で前年を3割下回る。

 水産庁の担当者は「養殖期間は半年~1年半。輸入品や冷凍品もあるため、その年の採捕漁が流通にそのまま反映されるわけではないが、今後も減り続けるとの予測から値段が上がっている」と分析する。

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