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将棋のまちにブーム再び 日将連天童、会員が過去最多275人

2018年09月19日 08:31
毎週土曜日には小学生でごった返す天童将棋交流室。女子も珍しくなくなった=天童市
毎週土曜日には小学生でごった返す天童将棋交流室。女子も珍しくなくなった=天童市
 将棋のまち・天童市に拠点を置く日本将棋連盟天童支部の会員が、過去最多の275人に上った。最年少プロ棋士、藤井聡太七段(16)の活躍に沸いた去年に比べ伸びは落ち着いたが、裾野は確実に広がっている。10月14日には市内で同時対局数のギネス記録を狙う「二千局盤来(ばんらい)」があり、関係者は、これらの注目イベント開催を日本一奪還につなげたい考えだ。

 会員の増加分はほぼ全て小学生だ。去年9月からの1年間で50人以上増えた。人気漫画「3月のライオン」の桐山零に憧れ、明日の藤井七段を夢見て入会してくる。JR天童駅ビルの将棋交流室は、土曜の少年少女将棋教室になると、保護者も入り交じって大にぎわいだ。

 会員数は10日現在の集計で、国内685支部あるうち東葛支部(千葉県柏市)の291人に次いで2位。2002年度の273人が最高だった。1997年度から11年連続で日本一を誇ったが、ここ10年ほど低迷が続いて200人台を割り込み、3~4位が定位置になりつつあった。

 同支部によると、近ごろの傾向として市内の子どもの比率が高まっているという。覚えたての小学低学年が大半で、両親や祖父母の意向もあるようだ。他方、県内の主要な小中学生大会は同教室勢が総なめにしており、レベルの高さは追随を許さない。ライバルを求めてくる子どもたちは山形ほか新庄、米沢など内陸全域に広がっている。

 日本一奪還に向け、支部関係者らが見据えるのは二千局盤来だ。「将棋を始める子の掘り起こしには願ってもない機会」と大泉義美県連会長。ギネス達成に懸命な市と連携し、夏休み期間中に開いた出前教室は25回、参加児童は延べ860人に上った。先月入会したばかりの天童南部小1年長島稜真(ろうま)君(7)は「自分で考えて指して勝ったときが楽しい」といい、二千局盤来を心待ちにしている。

 11月には、将棋界最大のイベント「将棋の日」が天童で6年ぶりに開かれ、3人のタイトルホルダーを含む豪華な顔がそろう。相次ぐイベントの成功で「聖地から再びブームを」。関係者の思いは同じだ。

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