県内ニュース新酒、天然の「保冷庫」に 東根・六歌仙で雪中熟成作業
2019年01月19日 12:54
東根市の酒造メーカー・六歌仙(松岡茂和社長)で18日、純米吟醸「蔵の隠し酒」の新酒を雪の中に埋めて熟成させる作業が行われた。
季節ごとに4種類を発売している「蔵の隠し酒」シリーズは同社の人気商品。今回貯蔵するのは「蔵の隠し酒 純米吟醸の雪中蔵囲い生」。約2カ月にわたって天然の“保冷庫”で寝かせることで、温度がほぼ一定の0度に保たれ、滑らかで優しい飲み口になるという。今冬は1.8リットル入り千本、720ミリリットル入り2千本を雪に埋める。 この日は社員15人が、ケースに入れた1.8リットル入り150本、720ミリリットル入り300本を、パレットに載せてブルーシートで覆った後、全員で雪をかけて高さ約2メートルの雪山にした。作業を見守った松岡社長は「雪を有効利用できないかと始めた取り組み。毎年まろやかな味わいに仕上がっている。これまで以上においしい酒になることを期待している」と話していた。 貯蔵した酒は、3月9日に同社が開催するイベント「蔵参観」で掘り出し、試飲と先行販売を行う。同11日から1.8リットル入り2980円、720ミリリットル入り1480円で販売予定。
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