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表情や身ぶりで物語の世界を豊かに 聴覚障害者の表現力生かす人形劇団、来月18日に公演

2019年04月15日 10:21
せりふがほとんどない人形劇「河の童」の一場面
 聴覚障害者の表現力を生かした人形劇団「デフ・パペットシアター・ひとみ」の公演「河の童 かわのわっぱ」が5月18日、山形市の山形テルサで開かれる。人形はシンプルで、せりふはほとんどないものの、人形を操る役者の表情や身ぶりで細やかな表現を加え、物語の世界を生き生きと豊かにつくり出す。

 子どもと仲良く遊ぶカッパを、大人は悪さをする者で、干ばつの原因だと決め付けて退治しようとするストーリーで、テーマは共生。同劇団によると、2020年東京五輪・パラリンピックを前に、多文化に関するイベントが数多く開かれる一方で、障害や国籍を理由に排除しようとする事件が起こる現状に矛盾を感じ、脚本を仕上げた。昨年2月に本拠地の川崎市で初公演した後、全国で上演している。

 同劇団は1980(昭和55)年に発足。劇作家・作家の故井上ひさしさん(川西町出身)原作の「ひょっこりひょうたん島」を生んだ人形劇団ひとみ座から派生した。

 キャストは鶴岡市温海地域出身の榎本トオルさんら聴覚障害者2人を含む6人。聴覚障害者は感情の違いを表情や身ぶり手ぶりで表現するのに優れており、その能力を人形劇に生かす。役者は隠れず、人形を動かしながら、登場人物の感情を役者自身で表す手法を採る。音楽は、舞台上でカラフルな手作り楽器を生演奏し、視覚的なタイミングや振動で音を知らせる。せりふが少ないことから感情移入しやすいと反響は大きい。

 本県では約3年ぶりの公演。交流創出グループark(アーク)などが実行委員会を結成して開催する。公演は午後2時に開演。入場料は大人2千円、子ども(3歳~中学生)千円、親子(計2人)2500円。当日は500円増し。活動資金の一部に、山形新聞社などによるクラウドファンディング「山形サポート」を活用した。問い合わせはアーク090(2021)1468。

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