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人間の本質を写し取る 映画「よこがお」深田晃司監督

2020年01月21日 17:59
「筒井真理子さんとはコメディーも撮ってみたい。夫の殺害に失敗し続ける妻の物語が面白そうかな」と話す深田晃司監督
「筒井真理子さんとはコメディーも撮ってみたい。夫の殺害に失敗し続ける妻の物語が面白そうかな」と話す深田晃司監督
 ある事件をきっかけに全てを失った女性の姿を描いた映画「よこがお」(ブルーレイ、DVDが22日発売)。深田晃司監督は「一人の女性にフォーカスした作品を撮るのは初めて。新境地を開くことができた」と話す。

 自身の代表作の一つ「淵に立つ」で圧倒的な存在感を示した筒井真理子を主演に迎え、脚本も筒井を念頭に自ら執筆した。「筒井さんなら僕が何を書いても必ず形にしてくれる。今までで一番、大きくて真っ白なキャンバスを手に入れた気分だった」と深田監督。

 最高の被写体を得て、選んだテーマは「女の一代記」。訪問看護師として実直に働く主人公市子が、理不尽な裏切りで転落していくストーリーを作り上げた。「事件が浮かび上がらせる人間の本質を写し取りたかった」

 同映画は、どん底に落ちた市子がリサと名乗ってある男に近づく場面から始まり、市子のパートとリサのパートが交互に展開する。二つの時間軸を行き来する凝った構成には「人間の多面性を見せたい」との意図が込められているという。

 リサが企てたささやかな復讐は全くの空振りに終わる。「悪いことをしたらいずれ報いを受けるという因果応報の考え方に興味がない」と深田監督。「原因と結果は必ずしも一対一じゃない。自分はそういう世界の複雑さに触れる映画を作り続けたい」と語った。
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