日系企業幹部の解放を要求 経産相、中国商務相と会談

5/27 05:45

 【デトロイト共同】西村康稔経済産業相は26日、訪問先の米中西部ミシガン州デトロイトで記者会見し、中国の王文濤商務相と同日午前に会談したと明らかにした。日中の経済協力を進めるためにも、北京で3月に反スパイ法容疑で拘束されたアステラス製薬の日本人男性社員の「早期解放を求めた」と強調した。

 経産省によると、経産相と中国商務相との会談は約3年半ぶり。西村氏は王氏に「企業関係者の安全確保、透明で公平なビジネス環境の確保が重要だと発言した」と説明。東京電力福島第1原発事故後の日本産食品に対する輸入規制の撤廃も求めたと明らかにした。

 王氏と今後も両国が率直な意見交換を続けることで一致したという。

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