「青いコチョウラン」次世代に つくばで世界初公開

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 遺伝子組み換え技術で作った青いコチョウランから誕生した第2世代=2020年(千葉大の三位正洋名誉教授研究グループ提供)

 遺伝子組み換え技術を使い、ツユクサの青色遺伝子を取り込んで作った青いコチョウランから第2世代が誕生し、茨城県つくば市の国立科学博物館筑波実験植物園が世界で初めて公開している。繁殖は難しいとされてきたが、青色が次世代にも受け継がれることが判明した。

 国立科学博物館によると、コチョウランは青い色素を作る遺伝子がない。2012年に千葉大がツユクサの青色遺伝子を細胞に取り込ませ、青い品種を生み出すことに世界で初めて成功した。その後は白いコチョウランとの交配に挑み、種は付きにくいとみられていたが、20年に青い色を引き継いだ花の育成に成功した。

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