那智の滝つぼ凍る 和歌山

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 水しぶきが岩肌に氷となり張り付き、滝つぼが凍った那智の滝=25日午前、和歌山県那智勝浦町

 和歌山県那智勝浦町で25日朝、世界遺産・那智の滝(落差約133メートル)の滝つぼが凍っているのが確認された。普段より水量は少なく、水しぶきは氷となって岩肌に張り付いた。周囲に積もった雪とともに、巨大な滝全体が白く雪化粧したような景観を描き出した。

 紀伊半島南部にある同町は年間を通じて温暖な気候だが、同町の熊野那智大社によると、以前は毎年のように滝つぼが凍っていた。近年は少なくなり、昨年は凍らなかったという。

 滝の近くにある大社社務所の温度計は午前7時ごろ、氷点下2度を記録。神職の小賀真樹さん(51)は「雪と氷で白くなった姿は神々しく美しい」と話していた。

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