秋田県で名物のきりたんぽ作りがシーズンを迎えた。秋田市の老舗料亭「浜乃家」は19日、県産の新米で手作りする様子を報道陣に披露した。
使用するのは収穫したばかりの「ササニシキ」。米粒の食感が残るように炊きたてを五分づきにし、着物姿のおかみと仲居がいろりを囲んでにこやかに会話しながら杉の棒に巻きつけた。きつね色になるまで焼くと、香ばしい香りが部屋中に広がった。地鶏やセリ、ゴボウなどと煮込むのが定番の食べ方だという。
竹島知憲社長(68)は「夏の猛暑の影響が心配されたが、お米は収穫量も多く、出来は上々」と話した。
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