福岡市南区の国立病院機構九州がんセンターで27日午前、一酸化炭素(CO)中毒で、委託職員の20〜70代の男女9人が別の病院に搬送された。市消防局によると、いずれも搬送時に意識があった。県警と消防が詳しい原因を調べている。
センターによると、搬送されたのは男性4人と女性5人。施設2階の栄養管理室内の洗浄室で食器を洗っていた3人の体調が悪くなり、周辺で作業していた6人もCO中毒の症状が出た。洗浄室に窓はなかった。
搬送された9人の他に、近くにいた17人は経過観察のためにセンターに入院した。来院者らの避難措置は取らず、29日までに入院を予定していた計42人の受け入れを延期した。
がんセンターはJR鹿児島線南福岡駅から西に約3・5キロにある。病床数は411床。
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