野党、難民審査の「偏り」問題視 法改正巡り、参与員ヒアリング

5/29 19:47

 国会審議中の入管難民法改正案を巡り、立憲民主党など野党は29日、難民申請の審査に関わる難民審査参与員らからヒアリングをした。野党は、入管当局が特定の参与員に審査を振り分けており、偏りがあり公平性を欠くと問題視している。

 参与員は法相が任命し、現在、弁護士や研究者ら111人が務める。難民申請が認められなかった際の不服申し立てを3人一組で審査。参与員の意見に基づき法相が判断する。参院法務委員会の審議では、参与員の1人で認定NPO法人「難民を助ける会」の名誉会長柳瀬房子氏が2021、22年の2年間で、全体の2割超に当たる2609件の審査に関与したことが判明している。

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