自民党は3日、国防部会などの合同会議で、政府が今国会に提出する防衛産業の生産基盤強化法案を了承した。法案には防衛装備品の性能などの秘密を漏えいした場合「1年以下の拘禁刑または50万円以下の罰金」の刑事罰が盛り込まれた。政府は与党内手続きを経て、来週にも閣議決定する方針だ。
法案では、装備品の性能など秘匿が必要な情報を「装備品等秘密」に指定し、情報保全を求めた。企業のサプライチェーン(供給網)の多様化や、サイバー攻撃対策を強化する経費を支援する枠組みを新設する。防衛装備品の製造工程を効率化するのに必要な設備の導入なども取り入れた。
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