浜田靖一防衛相は3日の衆院予算委員会で、国家安全保障戦略など新たな安保関連3文書を踏まえ、日本が直接攻撃を受ける「武力攻撃事態」を想定した海上自衛隊と海上保安庁の共同訓練を早期に実施する方針を示した。その上で「海自と海保が連携を強化することは極めて重要だ」と述べた。
政府は3文書の一つ国家防衛戦略に、離島周辺での武力攻撃事態などを想定し「平素から海保と自衛隊との間で訓練や演習を実施」すると明記した。浜田氏は有事の際、防衛相が自衛隊法に基づき海保を指揮下に置く手順を定めた「統制要領」の作成作業を進め、共同訓練で検証するとした。
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