LGBTなど性的少数者や同性婚の在り方を巡り差別発言をした岸田文雄首相秘書官の荒井勝喜氏が更迭されたことを受け、野党は「首相官邸全体の問題ではないか」(共産党の小池晃書記局長)として、共生社会の構築に向けた政権の本気度を国会審議でただしていく考えを示した。与党は、週明け以降の2023年度予算案審議への影響を懸念した。
立憲民主党の安住淳国対委員長は青森市で記者団に「首相は『自分は聞く力がある』と言うが、人を見る力はないのではないか」と指摘。任命責任と同時に、同性婚や選択的夫婦別姓への首相自身の見解を改めて問うていく考えを示した。
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