認知症法案、衆院通過 本人や家族の意見を反映

6/8 13:24
 認知症基本法案を可決した衆院本会議=8日午後

 認知症基本法案は8日の衆院本会議で全会一致により可決され、衆院を通過した。認知症の本人や家族の意見を反映し、関連政策の充実を図る内容。参院での審議を経て、今国会で成立する公算が大きい。

 法案では、首相を本部長とする「認知症施策推進本部」を設置し、認知症の人や家族らの意見を踏まえ、政策の基本計画を策定。都道府県や市町村の計画策定は努力義務となっている。

 基本施策として、認知症の人が社会参加する機会の確保や、相談体制の整備、国民の理解促進などを掲げた。法案の目的には「認知症の人が尊厳を保持し、希望を持って暮らすことができるよう、施策を総合的に推進する」と記した。

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