美浜1号機の廃炉作業公開 関電「予定通り進行」

6/8 18:32
 廃炉作業が進む美浜原発1号機で、仮置き場にクレーンで運び出されるラック=8日午後、福井県美浜町(代表撮影)

 関西電力は8日、廃炉作業が進む美浜原発1号機(福井県美浜町)で、原子炉補助建屋内の設備の解体撤去作業を報道陣に公開した。関電の苗村昌嘉運営統括長は「予定通り進んでいる。安全第一で作業を進め、知見を蓄積していくことが重要」と話した。

 廃炉の全工程4段階のうち第2段階が2022年度から始まり、原子炉周辺設備の解体撤去などが行われている。この日は、使用前の燃料(新燃料)の貯蔵庫の解体作業が公開された。

 第1段階で搬出される前に新燃料が収められていた細長いラック(長さ約4メートル、重さ約200キロ)下と貯蔵庫との固定部分を溶断機で切断した後、建屋内の仮置き場に運び出した。

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