【テヘラン共同】イラン原子力庁のカマルバンディ報道官は28日、核開発の中枢を担う中部ナタンズの核関連施設で7月に起きた爆発事件について、イスラエルが関与したとの見方を示した。イラン学生通信が伝えた。同事件でイラン当局がイスラエルの関与に公に言及したのは初めてとみられる。
同通信によると、報道官は、今月27日に起きた核科学者ファクリザデ氏の暗殺とナタンズ施設爆発の両方について「イスラエルが関与したとみられる」と述べた。証拠は挙げなかった。
ナタンズ施設では7月2日に爆発があり、ウラン濃縮に使う遠心分離機の開発や組み立てを行っていた建物が損壊した。
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