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DX推進、経営者判断が鍵 本社主催のセミナー、東北経産局参事官が講演
12/19
山形新聞社主催の中小企業向けDX推進セミナーが19日、山形市の食糧会館で開かれた。デジタルトランスフォーメーション(DX)の成功の鍵として、講演した東北経済産業局の千葉雅幸デジタル政策担当参事官は「経営者のリーダーシップやデジタル人材確保、ビジネスモデルと組織文化の変革、中長期的取り組みが必要」と話した。
千葉氏は「デジタル技術を使った新ビジネスモデルが登場し、ビジネス環境は激変している」と指摘。中小企業は経営者の判断で挑戦しやすく、遠方客への販路開拓など商機が広がると語った。外部の力も借り、まず身近な業務のデジタル化や既存データ活用から始めることを勧め、その過程が人材育成やノウハウの蓄積につながると述べた。
DXは推進に目を向ける「気付き」の機会をいかに得るかが重要といい、組織を変革に強い体質に変える重要性を説いた。労働人口減少、新型コロナウイルス禍やウクライナ情勢など不確実性、経済の低迷といった社会課題に触れ、DXによる生産性向上で競争力を伸ばす必要性も指摘した。
また、日本のデジタル投資額が米国の4分の1以下にとどまる現状も提示し、「デジタル投資の遅れが『失われた30年』の原因」と強調。東北地方では企業の6割がデジタル化の遅れを認識し、デジタル人材の育成サポート、成功事例紹介、補助金拡充の支援策を望んでいると説明した。
きらやか銀行は「DXの本業支援」を紹介。クラウドサービスを用い業務を効率化したカワサキ印刷(米沢市)、日本ブレス広告社(山形市)が事例報告し、IT導入補助金の概要と活用方法の解説もあった。
同行と共催し、約100人が聴講した。セミナーの様子は山形新聞社の公式ユーチューブチャンネル「Press Yamashin」で公開している。
千葉氏は「デジタル技術を使った新ビジネスモデルが登場し、ビジネス環境は激変している」と指摘。中小企業は経営者の判断で挑戦しやすく、遠方客への販路開拓など商機が広がると語った。外部の力も借り、まず身近な業務のデジタル化や既存データ活用から始めることを勧め、その過程が人材育成やノウハウの蓄積につながると述べた。
DXは推進に目を向ける「気付き」の機会をいかに得るかが重要といい、組織を変革に強い体質に変える重要性を説いた。労働人口減少、新型コロナウイルス禍やウクライナ情勢など不確実性、経済の低迷といった社会課題に触れ、DXによる生産性向上で競争力を伸ばす必要性も指摘した。
また、日本のデジタル投資額が米国の4分の1以下にとどまる現状も提示し、「デジタル投資の遅れが『失われた30年』の原因」と強調。東北地方では企業の6割がデジタル化の遅れを認識し、デジタル人材の育成サポート、成功事例紹介、補助金拡充の支援策を望んでいると説明した。
きらやか銀行は「DXの本業支援」を紹介。クラウドサービスを用い業務を効率化したカワサキ印刷(米沢市)、日本ブレス広告社(山形市)が事例報告し、IT導入補助金の概要と活用方法の解説もあった。
同行と共催し、約100人が聴講した。セミナーの様子は山形新聞社の公式ユーチューブチャンネル「Press Yamashin」で公開している。
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