今年没後20年を迎えた作家藤沢周平さん(鶴岡市出身)の長女でエッセイストの遠藤展子さん(東京都)が5日、山形市の山形メディアタワーを訪れ、寒河江浩二山形新聞社長と懇談した。遠藤さんは「あっという間に過ぎた20年。ファンの皆さんは、よくここまで(作品を)読み続けてくださった」と感謝した。[記事全文]
戦争嫌い、熱狂嫌い、流行嫌い。[記事全文]
没後20年・生誕90年
下級武士や庶民の哀歓を描き、時代・世代を超えて愛されている藤沢周平さん。2017年は没後20年、生誕90年の節目に当たる。今日は藤沢さんの命日。山形新聞、山形放送8大事業として、識者や作家、ゆかりの人たちからの寄稿などを通して、作品の魅力や藤沢さんの人柄、エピソードなどを紹介する。
- [12/21]早稲田大教授・高橋敏夫(下) 「生き続ける作家」
- [12/20]早稲田大教授・高橋敏夫(中) 時代小説ブームを先導
- [12/19]早稲田大教授・高橋敏夫(上) しっくりこない思いに
- [11/29]小菅先生と教え子たち(下) 萬年慶一
- [11/28]小菅先生と教え子たち(中) 大石梧郎
- [11/27]小菅先生と教え子たち(上) 工藤司朗
- [10/28]「父ちゃん」と慕い交流 高山邦雄「“留治さん”と父正雄」
- [09/27]京都大大学院教授・中村唯史(下) 敗者に万感の思い寄せ
- [09/26]京都大大学院教授・中村唯史(中) 時代小説という型
- [09/25]京都大大学院教授・中村唯史(上) 作品の中の「私」
- [07/26]作家・高橋義夫(下) 「習作時代の情念」
- [07/25]作家・高橋義夫(中) 「習作時代の情念」
- [07/24]作家・高橋義夫(上) 「暗い色調」
- [06/27]鶴岡藤沢周平文学愛好会顧問・松田静子(中) 「忍者」
- [05/29]文芸評論家・池上冬樹(上) 「愛した『幻の女』」
- [04/29]作家・佐伯一麦(下) 「海坂藩の食卓」を巡って
- [04/28]作家・佐伯一麦(上) 現代小説「早春」のこと
- [03/25]山形大副学長・阿部宏慈(下) 「藤沢周平と映画」
- [03/24]山形大副学長・阿部宏慈(中) 「藤沢周平と映画」
- [03/23]山形大副学長・阿部宏慈(上) 「藤沢周平と映画」
- [02/25]作家・佐藤賢一(下) 「悔やまれる歴史小説」
- [02/24]作家・佐藤賢一(上) 「海坂藩という発明」
- [01/28]山形大教授・山本陽史(下) 「世間」
- [01/27]山形大教授・山本陽史(中) 「水と橋」
- [01/26]山形大教授・山本陽史(上) 「農と食」
海坂藩の風景~藤沢映画ロケ地巡り
今年没後20年の作家藤沢周平さん(鶴岡市出身)。小説を基に8作品が映画化され、このうち「蝉しぐれ」「たそがれ清兵衛」など7作品が県内で撮影された。藤沢さんの原風景ともいえる庄内、山形の土地は映画に説得力を与えている。節目の年に改めて県内約40カ所のロケ地を訪ねる。
- [12/14]蝉しぐれ 旧風間家住宅「丙申堂」・鶴岡
- [12/07]蝉しぐれ 湯野浜海岸・鶴岡
- [11/30]蝉しぐれ 雷電神社・鶴岡
- [11/16]必死剣鳥刺し スタジオセディック庄内オープンセット・鶴岡
- [11/09]花のあと 玉川寺・鶴岡
- [11/02]蝉しぐれ 旧庄内藩主御隠殿・鶴岡
- [10/19]小川の辺 馬見ケ崎川・山形
- [10/12]必死剣鳥刺し スタジオセディック庄内オープンセット・鶴岡
- [10/05]蝉しぐれ 玉川の祠・鶴岡
- [09/28]小川の辺 柏倉九左エ門家・中山
- [08/31]小川の辺 不動沢・山形
- [08/10]必死剣鳥刺し 「野沢 十一面観音」・遊佐
- [08/03]蝉しぐれ 羽黒山の表参道杉並木・鶴岡
- [07/27]小川の辺 笹谷峠・山形
- [07/20]隠し剣鬼の爪 金峯神社の参道・鶴岡
- [07/13]山桜 手向宿坊街の路地裏・鶴岡
- [07/06]小川の辺 霞城公園・東大手門・山形
- [06/29]たそがれ清兵衛 清水の農道・鶴岡
- [06/22]隠し剣鬼の爪 赤川河川敷・鶴岡
- [06/15]必死剣鳥刺し 玉川寺・鶴岡
- [06/08]蝉しぐれ 赤川沿いのケヤキの大木・鶴岡
- [05/25]隠し剣鬼の爪 桜谷神社・鶴岡
- [05/11]たそがれ清兵衛 松根庵・鶴岡
- [04/20]必死剣鳥刺し スタジオセディック庄内オープンセット・鶴岡
- [04/13]蝉しぐれ 旧渋谷家住宅・鶴岡
- [04/06]たそがれ清兵衛 鶴岡・由豆佐売神社