やましん住宅展示場/ハウジングプラザ平清水/家づくりコラム【家識(いえしき)】

家づくりコラム家識

❷「気になる、基になる、木のはなし」

住宅のパンフレットを見ている男性のイラスト

木のぬくもり、木に癒やされる、木の香りに包まれて……。住宅のパンフレットなどには、よくこんなフレーズが登場します。どんな構造体の住宅であれ、当然、家づくりに「木」は欠かせません。しかし、一口に木と言っても種類や用途はさまざま。そこで、今回は家づくりの基本となる木の話の第1弾として、6つの樹種を紹介します。

1.ヒノキ(ヒノキ科:針葉樹)

ヒノキ風呂や神社仏閣などにも使われる日本人好みの芳香豊かな木材。伐採後に強度を増すとも言われ、湿気やシロアリにも強いことから床材としてもぴったり。白く美しい木肌は、和洋、どちらの空間にもマッチします。

2.スギ(スギ科:針葉樹)

木材の中でもやわらかい部類に属し、足への当たりが優しく温かみがあります。その分、傷やへこみもつきやすいですが、歳月を経てそれが味になっていきます。一部のブランド杉以外は安価という点もうれしいポイントです。

3.ウォルナット(クルミ科:広葉樹)

弾性のある強靭な木質、きめが細かく、丁寧に磨けば美しいツヤが出ることから高級材として知られています。落ち着いた深みのある色味がモダンな印象を与え、インテリアを一気にセンスアップしてくれます。

4.ケヤキ(ニレ科:広葉樹)

木目の力強い美しさ、強靭性、耐久性が特徴の木です。広葉樹きっての良材として古くから建築材、家具材、建具材、造作材として幅広く用いられてきました。特に、寺社建築や農家の大黒柱に重用されてきた樹種です。

5.ヒバ(ヒノキ科:針葉樹)

湿気や水に強いためヒノキと同じように土台や通し柱などの構造材に適しています。比較的安価ながら菌に対する耐性が強いという特徴から神社仏閣の建築材に使用されるほか、まな板材としては最高級と言われています。

6.サクラ(バラ科:広葉樹)

国内で多く流通しているヤマザクラは、反りや狂いが少なく粘りのある強度から“素直で扱いやすい木”とされています。害虫にも強く人気が高まってきている木材の一つ。きちんと手入れをするとツヤツヤになる点も魅力です。