最上川200キロを歩く~小学生探検リレー2023

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雨に備えよいしょ 恵み、怖さ知り土のう作り

「よいしょ、よいしょ」。袋に砂を詰めて土のう作りを体験した=米沢市

 「最上川200キロを歩く」が13日、米沢市の最上川源流域を出発点に始まり、同市の学童保育クラブ米沢西部みどりの家の小学3~5年生14人がトップバッターを担った。子どもたちは昨夏の大雨を思い返し、水害への備えや、未来にきれいな川を引き継ぐことの大切さを学んだ。

 出発直後、川沿いを楽しげに歩いていた子どもたちの目に古い石積みが飛び込んできた。米沢藩上杉家の重臣直江兼続が洪水から街を守るため、江戸時代に築いた堤防「直江石堤」だ。最上川は古来、流域に大きな恵みをもたらすとともに、時には脅威となってきたことを知る。

 続いて訪れたのは現代の防災施設。置賜地域が大きな被害に遭った昨年8月の豪雨を振り返りながら、市街地への河川の逆流を防ぐ樋管を見学し、ゲートの開閉作業を体験した。局地的な大雨で水路などから水があふれる「内水氾濫」の話を聞き、危機意識を高める。身を守るすべとなり得る土のうも作り、友だちと協力して積み上げた。

 最上川は流域の人々や動植物にとって、なくてはならない存在だ。子どもたちは川べりの自然に触れながら、川の恵みも実感する。「みなさんの子どもたちに今よりきれいな状態で残そう」。水質検査の講師の言葉に、自分たちの手で最上川を未来へと受け継ぐ決意を新たにした。

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