最上川200キロを歩く~小学生探検リレー2023

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目を丸く、本物の学び 河川維持に最新機器

堤防の管理に用いる除草機を下からのぞき込み、仕組みや役割を学んだ=大蔵村

 「最上川200キロを歩く」第9週は8日、舟形町総合型スポーツクラブB&Gに所属する舟形小の1~6年生26人が参加した。子どもたちは地域の自然の豊かさや、最上川がもたらす恵みを確かめながら、歩みを進め、排水樋管などの施設見学を通じ、水害への備えの大切さも学んだ。

 朝から雨が降り続く天候だったが、大蔵橋を背にして、子どもたちは元気よくスタートを切った。雨がっぱ姿で、のどかな田園風景が広がる川沿いを歩き、舟運によって流域が栄えたことや、俳人松尾芭蕉が県内を旅したことなど、最上川の歴史や文化に理解を深めた。

 大蔵村では2020年、豪雨による洪水被害が発生した。国土交通省新庄河川事務所の職員が、子どもたちがこの日に歩いた堤防や、住宅地への水の流入を防ぐ排水樋管といった施設の役割を説明した。児童は真剣に耳を傾け、ハザードマップの活用など日頃の備えの重要性を再確認した。

 草刈り機や、測量に使うドローン、3Dスキャナーなどの最新機器に触れ、河川を適切に維持管理するための仕事も学んだ。戸沢村では、3年前の災害で活躍した排水ポンプ車を見学し、噴き出す水の迫力に目を丸くした。好奇心をくすぐられた子どもたち。雨が弱まり、ゴールに向かって一斉に駆け出した。笑顔と歓声が、鬱屈(うっくつ)とした梅雨の雰囲気を吹き飛ばした。

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