山形市の里之宮湯殿山神社(渋谷宣寛宮司)の例大祭が18日に行われ、同神社のみこし会「神幸(みゆき)会」(佐藤直記会長)メンバーが文翔館周辺で勇壮なみこし渡御を繰り広げた。
新型コロナウイルスの影響で、みこし渡御は3年ぶりに行われた。神事の後、そろいの法被を着た会員約40人が「エイサ、エイサ」と声をそろえて、文翔館周辺の約1キロを練り歩いた。沿道の人たちは手を振ったり、様子をスマートフォンで動画を撮影したりして、地域の伝統行事を楽しんでいた。
例年であれば6キロほど渡御するが、コロナの感染拡大を防ぐため規模を縮小して開催。文翔館周辺を練り歩いた後は、みこしをトラックに乗せて約4キロを巡った。佐藤会長は「例大祭で久しぶりにみこしを担ぐことができてうれしい。担ぎ手もみんな笑顔だった」と話していた。
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