大石田町内の児童が19日、町の天然記念物ギフチョウ、ヒメギフチョウの生息地がある同町川前地区の山林で、食草に産み付けられた卵を観察した。
町内3小学校の4年生計39人が参加した。町歴史民俗資料館の大谷俊継学芸員が両チョウの成虫の標本を示し「両チョウが一緒に住んでいる場所は珍しい。数が減っているので保存活動している」などと説明。
児童たちは斜面に生える食草コシノカンアオイの葉の裏側に付いた直径1ミリほどのギフチョウの卵を観察。「とっても小さい」「きらきら光ってた」などと感想を言い合った。大石田南小の遠藤凜々衣(えんどうりりい)さん(9)は「初めて見た。並んで付いているのが点字のように見えた」と話していた。
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