県内大雨で土砂流出、国道47号寸断 鶴岡・村山など5700戸が一時停電

2022/6/28 08:58

 県内は27日、最上、置賜地域を中心に広い範囲で大雨となった。国道47号が寸断され、JR各線のダイヤが大きく乱れた。避難所には多くの人が身を寄せ、鶴岡市などでは落雷による停電が発生した。

【道路】

大雨で道路脇の斜面から大量の土砂が道路に流出。重機を用いての撤去作業が行われた=27日午後5時28分、舟形町長沢の国道47号

 国道47号は最上町大堀から舟形町長沢までの約5キロ区間の複数箇所で、路上に土砂が流出したり冠水したりして同日午後4時から同区間が全面通行止めとなった。土砂の撤去作業が行われているが同11時現在、規制が続いている。米沢市の国道121号と西吾妻スカイバレーも同日午後6時以降、雨量が規制値を超えたため福島との県境付近などで全面通行止めとなった。同市内ではほかに土砂崩れの情報が複数あるという。

【避難所】

旧中津川小中に避難した住民=飯豊町下屋地

 県によると同日、新庄、米沢、尾花沢、南陽、最上、小国、飯豊の7市町で少なくとも135人が避難所に身を寄せた。このうち新庄市は午後8時現在、萩野学園体育館など2カ所に計39人、飯豊町は同7時半現在で中津川地区の2カ所に計96人が避難した。

【停電】

 東北電力ネットワーク山形支社によると、電柱への落雷などの影響で27日午前3時15分ごろ~同5時45分ごろの間、鶴岡市や村山市などで最大計約5700戸が停電した。同10時半ごろまでに復旧した。

【JR】

 JR東日本山形支店によると、山形新幹線つばさは夕方から山形―新庄間で運転を見合わせた。このほか、陸羽東線や羽越本線、奥羽本線、米坂線にも運休や遅れが相次ぎ、5480人に影響した。

 28日は陸羽東線が新庄―鳴子温泉間で始発から昼ごろまで運転を見合わせる見通し。つばさや奥羽本線などは始発から運転再開を予定している。

【航空機】

 羽田発庄内行き全日空397便(午後3時55分発)は庄内空港周辺の霧雨による視界不良のため、欠航した。折り返しの400便(同5時45分発)も運航を取りやめた。全日空庄内空港所によると、計236人に影響した。

県が対策連絡会議

 県は27日、県内での大雨を受けて県庁で各部局の担当者らによる警戒対策連絡会議を開き、今後の見通しや対応を確認した。

 県によると、同日午後1時時点で甚大な被害は確認されていないものの、降雨が断続的に続く見込みで、土砂災害や河川の氾濫などへの警戒を強化する。被害状況については各課で情報収集を進め、順次取りまとめる。さらに迅速な被害状況の把握や県民への情報発信に努める。

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