米沢市小野川温泉の8施設が、観光に特化したデジタル通貨「ルーラコイン」を導入した。実証実験として、全国の10観光地で使うことができ、運営会社は年内に50地域でのサービス展開を目指す。新型コロナウイルス禍で打撃を受けた観光地を盛り上げようとの狙いもあり、小野川温泉の関係者は「集客のきっかけにしたい」とする。
運営するのはデジタルを活用した地域創生事業を手掛けるルーラ(東京、橋本竜社長)。スマートフォンでルーラコインのアカウントを開設し、クレジットカードか専用プリペイドカードいずれかの決済方法を選んだ上で、希望の金額をチャージする。加盟店のQRコードを読み取って支払いを行う。現在、チャージ金額の10%のプレミアムポイントが付くキャンペーンを実施している。
ルーラによると今年2月の実証実験開始以降、全国では千人超が利用し、加盟店は導入前後で平均10%客足が伸びているという。今後、各地の温泉旅館や旅行会社などと連携し、限定プランの提供も始める計画だ。
プリペイドカードは、温泉を美少女に擬人化した「温泉むすめ」とコラボしており、同温泉では小野川小町が描かれたカードを購入できる。このため、今のところ、温泉むすめのファンの利用が多いという。加盟店の一つ・登府屋旅館の遠藤直人社長は「集客のきっかけとなり、他の温泉地との連携にもつながる」と話している。
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