橋付帯の水道管破損 飯豊の断水原因、あすにも大半へ給水

2022/8/6 08:34
給水所で水をもらう家族連れ=飯豊町町民総合センターあ~す

 飯豊町は中津川地区を除く全域約2300戸で断水が続き、5日も町内3カ所に給水所を開設した。断水の原因は大巻橋と弥五郎橋の被災で、付帯設備の水道管(本管)がそれぞれ破損し、水が抜け、3カ所の配水池の貯水量がほぼ空になったため、給水できなくなった。さらに萩生地区の水源も被災し、現在、残る2カ所の水源から各配水池に水を貯めるなど仮復旧に向けた作業を急ピッチで進めている。7日にも大半の世帯に給水できる見込み。

 崩落した大巻橋の水道管は現時点で復旧のめどが立っていない。別ルートの水道管を利用するため、手ノ子地区などは水圧低下が想定されるという。山中にある萩生地区の水源復旧も今後の課題となる。町地域整備課は「水道管の水が一度抜けてしまい、漏水などは流してみないと分からない部分もある」と、給水は順次再開するなど慎重に作業を進める予定だ。

 町民総合センターあ~すに家族と給水に訪れた添川小4年舟山佳吾君(9)と同3年暖真(はるま)君(9)は「洗い物やお風呂に入れなくて困る。(新型コロナウイルス感染防止のため)手もしっかり洗いたいのに」と渋い顔で話した。

 店内が最大約30センチ浸水した同町椿のそば店では、清掃が一段落したものの、調理するための水がない。水をくむポリタンクは町外まで行かないと確保できないという。経営する安部巳佐男さん(68)は「営業はしばらく難しいだろう」と肩を落とした。同町小白川の女性(77)は「鍋で水を温めて顔や髪、体を洗った。汚れても洗濯できないし、水がないのが一番困る」と話した。

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