雄壮な獅子の踊り、観衆勇気づける 川西

2022/8/16 21:49
燃え盛る火の輪を豪快にくぐり抜ける「牝獅子狂い」=川西町・大光院

 川西町小松地区に伝わる県指定無形民俗文化財「小松豊年獅子踊(おどり)」が16日、地区内各地で行われた。今月3日の豪雨で大きな被害を受けた小松地区だが、雄壮な獅子の踊りが多くの観衆を勇気づけた。

 全国でも珍しい獅子による火の輪くぐりがクライマックス。平安時代にこの地に流された高僧を慰めるために始まったとされ、豊作の年にしか踊りが許されなかったために「豊年」の名が付いたという。

 今年は豪雨被害の影響で一部会場で踊りを取りやめたが、地区内の大光院では、小松豊年獅子踊会(原田正明会長)と、川西中郷土芸能クラブの生徒が踊りを奉納した。笛と唄に合わせて花笠をかぶった早乙女が太鼓をたたき、3匹の獅子が農作業の様子を模した踊りを舞った。火の輪をくぐる「牝獅子(めじし)狂い」は子どもを探す母獅子の様子を表すとされ、成功すると大きな拍手が上がっていた。

 原田会長(61)は「豪雨で小松地区も大変だが『見られて良かった』という声が聞けて良かった」と話した。

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