蔵王サマージャンプ初開催~飛躍の時(中) 県勢、刺激受け成果発揮へ

2022/8/18 08:42
大会に挑む本県の中高生たち。トップ選手と同じ舞台に立てることに胸を高鳴らせている=山形市蔵王温泉

 全日本スキー連盟A級公認のサマースキージャンプ山形蔵王大会には、男子の成年と少年、女子の計三つのカテゴリーに113選手がエントリーしている。国内各地で秋まで続くジャンプ大会の一つながら、最新の施設が整うアリオンテック蔵王シャンツェ(蔵王ジャンプ台)は国内の一線級ジャンパーを引きつけ、トップレベルの戦いが繰り広げられる。

113選手がエントリー

 成年男子では、ジャンプ界のレジェンドで今大会開催を提案した葛西紀明選手(土屋ホーム)、北京冬季五輪で金メダルを獲得した小林陵侑選手(同)、ノルディックスキー複合の第一人者・渡部暁斗(北野建設)選手らが集結する。県勢ではワールドカップ(W杯)経験者の内藤智文選手(29)=米沢スキージャンプクラブ=に注目だ。

成年男子に出場する内藤智文選手は大飛躍を期す

 東京都出身の内藤選手は茨城県を拠点に競技に打ち込み、古河市スキー協会所属時にW杯のドイツ・ビリンゲン大会と札幌大会に参戦。平昌五輪のテストジャンパーを務めた。新型コロナウイルス禍で2020年に所属先企業を解雇される苦境に陥りながらも競技を続け、今春、山形県スポーツ協会のスポーツ技術員として新たなスタートを切った。

 先のチャレンジカップ大倉山サマージャンプ大会(札幌市)では5位入賞を果たした。「コンディションに問題はない」と話す中、蔵王大会は本県の一員として臨む“地元デビュー”の舞台にもなる。「日中は風が強く、夕方にやむのが蔵王の特徴だと思う。ヒルサイズを越えられるようなジャンプを見せたい」と意気込む。

 男子少年と女子には本県から計9選手がエントリーしている。蔵王ジャンプ台はジュニア層にとっては難度の高い施設となるが、山形市スポーツ協会による選手発掘・育成事業や競技団体の尽力を背景に、挑戦できるような中高生が増えてきた。

 選手たちは大会を心待ちにしながら練習に励んでいる。山形三中3年の布施飛雄真さん(14)は、小林陵侑選手の存在を挙げ「間近で見られるので目に焼き付けたい」。山形中央高1年斎藤衣吹さん(16)は、高梨沙羅選手(クラレ)らトップ選手のアップの仕方などを学びたいとし「刺激を受けながら、練習の成果を発揮したい」と話す。山形三中3年鈴木楓花さん(14)は「高梨選手らと同じ大会に、一人の選手として参加できる。同世代には勝ちたいし、上の世代の選手に一歩でも近づきたい」と力を込める。

 また山形商高1年安達夕真さん(15)は、来年2月の全国高校スキー大会が同会場で開かれることを見据え、「夏にしっかりと土台をつくる機会にしたい」と意気込む。

■本紙チャンネルでライブ配信

 山形新聞社は、選手たちの活躍をリアルタイムで伝えるため、20日の大会の模様を動画投稿サイト「ユーチューブ」の本紙公式チャンネル「Press Yamashin」でライブ配信します。

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