前森スギ、初出荷へ着々 真室川・ブランド化目指す

2022/10/5 21:26
「前森スギ」としてブランド化を目指す真室川町産のスギの伐採が始まっている=真室川町

 今年春、林野庁東北森林管理局に高品質材として認証を受けた、真室川町の「前森スギ」の初出荷に向けた作業が始まり、5日公開された。今月中旬までに伐採を見込む約200本から、条件を満たした良質な木材を市場供給し、ブランド化を目指す。

 前森スギの規格は樹齢80年以上、長さ6メートル以上、直径30センチ以上。さらに年輪の均一さや芯が中心にあるかなどを厳格に審査し、認定される。秋田県境に近い同町の前森国有林では、約500ヘクタールに40万本ほど植えられている。山形森林管理署最上支署(成田敏支署長)によると、同所は住宅のはり用などの長尺材として利用できる樹齢90年以上のスギが集中し、安定供給できるのが強みだという。

 公開された伐採では、作業員が高さ約30メートル、幹の直径1.1メートルのスギにチェーンソーで切り込みを入れ、くさびを打ち込んだ。メリメリという音とともに木が倒れ、周囲にはドスンと重い地響きが広がった。

 木材は今後、現場で規格に沿って選定され、25日には県森林組合連合会(山形市)で入札にかけられる。成田支署長は「木をつなぎ合わせる集成材の利用が多い中、今回の認証を市場が良質な長尺材に目を向けるきっかけにしたい」と語った。

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