旧がまの湯、地域密着型ホテルに再生 飯豊のまちづくり会社が来春開業

2022/10/6 14:27
民間まちづくり会社により新しいホテルが開業される旧本館=飯豊町椿

 新設された飯豊町のまちづくり会社「まちづくりきらりいいで株式会社」(同町、安達純一代表取締役)が、昨年10月に事業を停止した同町椿の温泉旅館「がまの湯温泉 いいで旅館」の施設を活用し、来年3月にホテルを開業する。コインランドリーやブックラウンジ、岩盤浴などを備えた地域密着型ホテルを目指す。

 がまの湯を運営していた「いいで旅館」が自己破産申請した後、山形中央信用組合(長井市)の融資を受けた合同会社エムシーキャピタル・エイト(同町、後藤秀一代表社員)が旧本館の土地と建物を取得。同じく約2億円の融資を受けて合同会社と、今年7月に新設したまちづくり会社が改修工事を行い、ホテルを経営する。従業員数は約20人を想定している。

 名称は「神乃湯(かみのゆ)ホテル」とした。日本百名山の一つで山岳信仰が盛んだった飯豊山の麓にあること、「飯豊」の由来の一つとされる飯豊青皇女(いいとよあおのひめみこ)をまつる神社などにちなんで考案した。

 好評だった源泉の湯を使う大浴場に加え、岩盤浴やサウナ施設のスペースを新設する。大宴会場は100人規模、客室はシングルやツインを中心に定員50人規模と、それぞれ半分程度に縮小する。1階部分は、町内になかったコインランドリーをはじめ、喫茶スペースやコミックがメインのブックラウンジ、売店、食堂兼居酒屋などに刷新する。7日に現地で工事の安全祈願祭を行う。グランドオープンは3月下旬の予定。

 「道の駅いいで」駅長と兼務となる、安達代表取締役は「道の駅が旅行者や観光客を対象とするのに対しホテルは町民をはじめ、出張客や自動車学校生などの利用を想定する。特に1階部分は町民の憩いの場としたい」と述べた。

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