山形市の中学2年の女子生徒は「練習と試合の時間が減る。みんなと一緒に練習した方がいい」と回答。その母親40代は「部活動が大好きな娘にとってはショックだった。娘のような子どもたちはどうしたらいいのか」と疑問を投げかける。
「平日だけの活動では実力を試す機会がない。一生懸命に取り組む環境が少なくなる」と天童市の30代会社員女性。地域移行についても「地域によって取り組みに温度差がある。地域にクラブがなければ、立ち上げから行う必要があり、指導者確保もできるのか不安だ」と強調する。
団体競技の子どもがいる上山市の40代会社員女性は「個人のパフォーマンスが低下するのは明らか。チーム練習も減るので、連係プレーが難しく、けがにつながるのでは」と危惧する。山形市の50代会社員男性は「今でも部活動の時間は少なく、部員同士が顔を合わせる機会も減っている。これ以上減ればどうなってしまうのか」と心配する。
同市の50代会社員男性は「学校から委嘱を受けて主に休日、外部コーチとして関わっている指導者(地域のスポーツクラブに所属していない社会人)が活動できる場がなくなる」。さらに「教員の負担軽減策なら、ほかに方策があるのでは」と声を上げる。
一方、同市の50代会社役員男性は「影響は分からないが、(県の方針に)従うしかない」。同市の40代アルバイト女性も「影響はない。先生方に余裕ができて良い」と回答する。村山市の30代団体職員男性は「部活動はあくまで学校教育の一環なのだから、休日に競技大会や練習試合などを行うことが間違い。平日に開催するべきだ」と指摘している。
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