「活イカ」ブランド化へ課題共有 酒田で関係者ら、函館の取り組み学ぶ

2022/11/29 21:56
活イカの安定供給に向けた課題などを学んだ講習会=酒田市

 庄内浜ブランド創出協議会などは29日、「活イカ」のブランド化を目指した講習会を酒田市総合文化センターで開いた。漁業者や飲食店、流通の関係者が先進地・北海道函館市の卸売業者から取り組みを学んだ。食味の良さとともに、安定供給には輸送中の水温管理などが課題となることを確認した。

 酒田市や県、県漁業協同組合などでつくる同協議会では、庄内おばこサワラ、天然とらふぐ、庄内北前ガニ(ズワイガニ)に続く新たなブランド魚として、生きたままの活イカを検討し、昨年度から実証実験も行っている。講演会では春木商店(函館市)の春木日出夫社長が函館には17隻の活イカ船があり、通常のイカよりも高値で取引され、札幌市や東京都内でも需要が高まっていると説明。「スルメイカは需要が高いが特に繊細。輸送中の水温管理や水槽の大きさに気を配る必要がある」とアドバイスした。

 庄内沖は函館沖よりも水温が高く、夏場は冷水機を船に搭載する必要があり、加えて最上川河口近くは塩分濃度が低いため、「活イカ」を維持するハードルは高い。ただ、実証実験での飲食店や客からの評価は高い。「燃料、資材が高騰する中、設備投資が必要だが、需要と高値が期待できるなら挑戦してみたい」と漁業者。春木社長が函館から持ってきた活イカを試食した参加者は「やはり味は良い。なんとか課題をクリアして流通させたい」と語った。

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