23年県産米「生産の目安」31万6100トン 在庫高止まりで1200トン減

2022/12/1 08:07
※数量はトン、面積はヘクタール、▲は減少

 県農業再生協議会(会長・地主徹県農林水産部長)は30日、2023年産主食用米の「生産の目安」(県全体)について、生産量31万6100トン、作付面積5万2860ヘクタールと決めた。22年産の目安より1200トン、200ヘクタール減らした。コメの需要は回復しつつあるが、新型コロナウイルス禍で民間在庫が高止まりしている現状などを踏まえ、引き続き減産基調を維持した。

 山形市内で同日に開いた同協議会の臨時総会で了承された。目安は国が示す全国の需給見通しに県産米のシェア率(約4.78%)を乗じるなどして算出した。

 全国の生産量669万トンにシェア率を乗じた数値に県産ブランド米「つや姫」の需要増加分500トンを加算。コメの需要減への対応として、コロナ禍前となる20年6月末から22年同月末までの県産米在庫量の増加分3984トンを減算し、31万6100トンとした。この数量を22年産水稲の10アール当たり平年収量598キロで割って作付面積を出した。

 この日は市町村に割り当てる生産量と作付面積も示した。例年と同様、全体の95%分は水田台帳を基に割り当て、残り5%分は担い手の育成支援や事前契約による販売実績数量などの状況に応じて配分した。

 各市町村の目安は表の通り。全市町村で減産となった22年産と比べ、尾花沢、新庄、大石田、戸沢、遊佐の各市町村で9~42トンの増産となった。最も広い作付面積を受け持つ鶴岡市は143トン減、38ヘクタール減の5万910トン、8688ヘクタールとした。

 臨時総会には農業関係団体の役員らが出席した。目安について異論は出なかったが、肥料など生産資材の価格高騰で生産者は厳しい状況に置かれているとし「生産意欲をなくさないように支援する必要がある」といった意見があった。

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