県内公立校のいじめ認知、最多更新 4~7月で7072件

2022/12/1 08:50
いじめ認知の状況や対策などについて協議した審議会=県庁

 県いじめ問題審議会が30日、県庁で開かれ、今年4~7月の公立学校のいじめの認知件数が7072件だったと報告された。昨年同期比で59件増加し、過去最多を更新した。委員は早期発見の取り組みを評価する一方、新型コロナウイルスが子どものメンタルヘルスに及ぼす影響を懸念した。

 7072件の内訳は小学校5846件(前年同期比18件増)、中学校1085件(同68件増)、高校108件(同26件減)、特別支援33件(同1件減)。小学校低学年が最も多く、学年が上がるにつれて減少した。

 2021年度調査で本県は千人当たりの認知件数が全国で最多だった。県教育委員会は子どもと保護者へのいじめ発見アンケートを独自に実施し、早期発見に努めている。県教委は認知件数の多さは取り組みの結果と捉え、「文部科学省からは、積極的に認知して解消に向けたスタートラインに立っている、と肯定的な評価を受けている」と説明した。

 いじめの態様は「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が最も多く61.3%を占めた。コロナ関連では、感染した子どもが登校した際に「逃げろ」と言われたケースなどがあったという。

 委員はコロナ禍の影響について「子どものコミュニケーション能力に未熟さが目立つ」「大人のストレスが子どもたちに向かうケースもある。いじめの件数として数値に出ている以上に、ストレスを抱えている子どもたちがいる」などと述べた。スクールカウンセラーの配置の充実を求める声も上がった。

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