米沢牛枝肉共進会が1日、米沢市食肉センターで開かれた。飼料高騰で畜産農家の負担が増える中、1頭当たりの平均金額は166万4076円で過去3番目の高値となり、関係者から安堵(あんど)の声が聞かれた。
置賜地域の生産者が73頭を上場。精肉店などの25社が参加し、断面のロース芯面積やサシの細かさなどを見定めた。チャンピオン牛には高畠町の日下渡さん(39)が生産した黒毛和種の雌(451キロ)が選ばれ、米沢佐藤畜産(米沢市)が全体最高額の342万3685円(1キロ当たり7591円)で競り落とした。
1頭当たりの平均金額は新型コロナウイルス感染拡大以降、120万~130万円ほどで推移していたが、今年はコロナ禍前の水準まで回復した。米沢食肉公社の佐藤康寛社長は「優良な品質のものが多く、想像以上の高値になり、うれしい」と話していた。
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