県人の日々の幸せ、描く 震災3府県の関係者ら設立「国境なき劇団」、川西で3日上演

2022/12/2 12:39
劇の練習風景=川西町フレンドリープラザ(野々下孝さん提供)

 震災を経験した大阪、仙台、熊本の演劇関係者が中心となって立ち上げた「国境なき劇団」が、川西町のフレンドリープラザで上演する劇「あなたの、わたしの物語―災害前夜の景色―」の準備を進めている。内容は山形で暮らす人々の何げない日常。日々の暮らしの幸せを描くことで、被災した一人一人に物語があるという側面にスポットを当てる。

 国境なき劇団は2021年度に結成された。災害時の相互支援を目的としたネットワーク構築や、演劇関係者らが被災地で行った心のケアについての共有活動などを行っている。

 取り組みを広げるため、全国各地の劇場で演劇を主催し、今回の公演には山形在住の俳優6人が出演する。6人がインタビュアーとなって県内で暮らす20~60代女性から話を聞き、それぞれが歩んできた人生について語る。特別な経験をした人ではなく、どこにでもいるような女性たち。見過ごしてしまいそうな日常の豊かさや、小さな幸せの尊さを描く。

 アフタートークとして仙台と大阪で震災を経験した劇団員が「ひとりひとりの物語」をテーマに語る。制作を担当した仙台シアターラボ代表の野々下孝さん(50)は「一人一人の人生の幸せを味わってほしい」と話した。

 公演は3日、午後5時開演。チケットは1200円。10日から録画の配信も行う予定。問い合わせは野々下さん090(9647)4425。

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