イスラム教に対応、米沢の食楽しんで 九里学園高生ら「ハラル」の弁当開発

2022/12/6 11:09
ハラル対応の試作弁当を味わう高校生とインドネシア出身の技能実習生ら=米沢市・九里学園高

 イスラム教徒の旅行者らに米沢の食を楽しんでもらおうと、米沢市の九里学園高(九里広志校長)の2年生が、宗教上の教義に沿った「ハラル」対応の弁当を開発している。使用できる食材を生徒が調べ、道の駅米沢の農産加工施設「かあちゃんの台所」と協力してレシピを考案。5日には同校で試食会を開き、好評を得た。

 アラビア語の「ハラル」はイスラム教で「許されたもの」を意味し、魚介や野菜、果物などが該当する。一方、豚肉やアルコール分を含む物は「ハラム(禁じられたもの)」とされ、酒、みりんといった調味料は使用できない。

 活動は多文化共生について学ぶ同校プログレスコースの探究活動の一環。「誰一人取り残さない」というSDGs(持続可能な開発目標)の理念の下、米沢を訪れるイスラム教徒に安心して食事をしてもらおうと、生徒4人が今春から取り組んできた。食材について収集した情報を「かあちゃんの台所」が受け取り、地元食材を使って「豚肉を使わない八宝菜」「サトイモのめんたいマヨあえ」など5品目が入った弁当を作った。

 2年の高橋蓮さん(16)は「米沢に来た人に、地元食材を味わってほしくて考えた」。試食会にはインドネシア出身でイスラム教徒の技能実習生も参加。弁当購入時には食材に注意しているというアグン・フェブリ・ラクソノさん(21)は「心配しないで食べられる。いろんな色があって楽しい」と笑顔で話した。

 商品名や食材などについてさらに検討し、道の駅米沢での販売を予定している。

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